遅くなりましたが、
7月5日(土)にDaisy☆どぶゆき&猫町でライブを開催しました。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
松本にどぶさんを呼んだのは実に3年ぶり。
何度か呼べそうな機会はあったのですがお互いの都合が合わなかったり、結婚、父との死別、長男の誕生など自分自身の生活に大きな変化が伴う出来事があってイベント組めないでいました。
それと、やはり猫町が休止状態になって人前で唄うことに自信を失くしていたこともあり・・・。
ここ半年で状況が徐々に変化しました。
猫町の活動を再開したこと、
子供がいる生活にリズムが生まれたこと
諸事情あって勤務時間が短くなったこと(これは最近元通りですが)、
そんな折にどぶさんからライブの話があり、二つ返事で設定したのが今回です。
前置きが長くなりましたが、今回のライブの様子です。
昼と夜の2回公演。
まずは昼の部、「けんすけ」にて。
どぶゆきさんのサインとイラストが「けんすけ」の壁に刻まれました。
その横にちゃっかり猫町も。笑
夜ライブに行くのが難しい子連れの皆さんに観てもらいたいという思いで
初めての試みとして午後のライブを敢行しました。
ハワイを意識したフルーツカクテル、『スパイス・マジック』という曲から着想を得たスパイス入りホットプリン。美味しかった。
けんすけさん、ありがとうございました。
そして夜の部
なってったってマイ・シャトー
ここはワタクにとって本当に大切な場所です。
先ほど書いた通り猫町が活動休止に陥った後、人前でライブをやる事に自信を失くしていました。
目立った演奏活動をほとんどやらない状態が続いていたこの3年弱、それでもウクレレを続けられたのはあたたたたかいウクレレ仲間の声と、月1回のウクレレナイトがあったからでした。
マスターのおけいさんからは常々「人が少なくてもいいからとにかく毎月続けることが大事だよ」と諭され、励まされ、続けてきました。
そんな場所で猫町を本格再開できてよかった。
どちらも大盛況でした。
猫町のセットリスト。
猫町のテーマ
味噌汁
紫陽花
餌差町の酔っ払い
風船少年
クボタオート
そして、Daisyどぶゆき、ダイナマイッSHOW!
どぶさんのライブを一言で表現すれば「ほほえみと一粒の涙」であります。
これはもう初めて見た時からそう。
楽しいのに、どこか悲しい。
例えば底抜けに明るいロックンロールナンバー、『スイッチ男』でさえ、
誰が呼んだか俺の名はスイッチマン
いつもは冴えない地味なサラリーマン
ねえ、悲しいでしょう?
冴えない地味なサラリーマンですよ。
泣きそうです。
本人も言っていたようにそれはウクレレという楽器の音色そのもののせいかもしれません。
あるいは3年前のライブから今に至るまでに様々な経験をしたからかも。
ただそれよりもっと深いことが表現されている気がしています。
人間楽しくても悲しかったり、その逆もあったりする。
他人に抱く感情は好きと嫌いのどちらか一方だけでもない。
そんな単純なものじゃないんだ、という人生の本質めいたことが表現されているからかなあなんて感じます。本人の意図はさておいて。
演奏にも磨きがかかってました。
一人なのに猫町の倍くらい音の数が出ているような錯覚を覚えました。
本人曰く「使っているテクニックは3つくらい」とのことなんですが、その引き出しをとっかえひっかえして千にも見せる想像力、創造力はさすがの一言!しかも4弦の、2オクターブもない楽器で。
コード譜が読めるようになったら、ある程度弾けるようになったら、次に進むべきステップはこういうことだよなあ、と一人納得してました。
ワタクも精進せねば!
さて、ライブ会場、自宅、駅を車で移動する道すがら、どぶさんと色んな話をしました。
ブルースとの出会い、レコードの魅力、最近注目のウクレレプライヤーetc。
話しているうちに、3年前に来てもらった時と同じような感覚に包まれました。
それは、とても不思議な感覚。
どぶさんの言葉はワタクの胸にじわじわ~っと染み込むんですね。
それがどんな話題でも同じように。
以前から、なんでだろう?と思ってました。
ウクレレコンテストグランプリの実力者、
ひとつ上の存在であるDaisyどぶゆき。
そんな人なのに、なんで人の心に染み込むようなことをワタクに言うのかな?一対一で。
こちらもこちらで思ったままのことをしゃべってしまうし。
今回一緒にライブをやって、話をしていてわかってきました。
ああ、こんな話が出来るのは友達だからなんだ、と。
秘密の話。
何を感じて、何を考えているかの話ができて、共感できる、刺激しあえる。
それが友達でしょう?
違和感の原因はこちらが勝手に距離を置いていたからなんだなあ。
6日の夕方、
ロタウイルスで苦しむ倅のために冷えピタやらジュースやらを買いに行く車の中で、そんなことを考えました。
車窓で夕凪に吹かれながら。
どぶさん、ありがとう、また来てね!