RICOH 300s(その3)

その1
http://maktab.naganoblog.jp/e1480384.html

その2
http://maktab.naganoblog.jp/e1483297.html


レンズのダイアルをいじり、一枚撮るたびにジーコジーコとフィルムを巻き取り、
色々なところで撮ってきました。


RICOH 300s(その3)



液晶モニタで確認できないのでうまく取れているかは現像してからのお楽しみなのですが、今回はそもそもちゃんとカメラとして使えるのかも不明なのでドキドキです。
まあやれるだけやってみようととり続けました。
パパタブも一度やると決めたら諦めない人だったしね。

約25枚撮って、巻き戻し。

RICOH 300s(その3)


ここを押すと巻き戻せるらしい。たしかに回るけどちゃんと巻き取れているのかな?
うまく巻き取れていなかったら開けた途端フィルムが焼き付いておしまいだ。
そうならないよう願いつつ、ぐるぐる・・・。


RICOH 300s(その3)


開けてみる。
よかった、巻き取れていた!

現像。
そうそう、現像とプリントを一緒にやるからで同時プリントというんですよね。

RICOH 300s(その3)



撮れてる!

RICOH 300s(その3)


ううむ、全体的に暗い。ピントの合わせ方が甘い。
現在のデジカメとはISO感度が違うってのもあるけど、モニタを見てないから撮る側の技術の問題だなあ。

すぐに確認出来ないし、カメラが重たいから気軽に撮れないし、撮れる枚数少ないし、撮るのも技術が要る。
これは、難しいですよ。
簡単にはいいものができません。
技術と、判断力と、根気が必要で、その上で感性がないといけない。

結婚式でカメラマンに撮ってもらった写真の単価が高いという話をした時に父に言われたことを思い出しました。

「写真館の写真というものは「芸術品」でもあるので高いものなのです、
 しかし一生の思い出を記録してあるものだから長い目でみれば価値のあるものです、
 最近のデジタル写真の発展でそういう価値観も薄れてきてはいますが。」

そうか、そういうことだったんだね。

父のカメラ、RICOH 300s。
このカメラを手に色々な物を撮って回った若き日の父の情熱が、父のぬくもりが伝わってくるようなのです。

RICOH 300s(その3)



父ちゃん、いいカメラだよ。

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Posted by Maktab. at 2014年12月28日14:29

この記事のコメント

毎度です。
親父さんのRICOH 300sその後気になってました。
ちゃんと使えてよかったですね(^^♪
とても物を大事にする方でした。若い頃のご苦労が
偲ばれます。

色々あった一年。ほんとうにお疲れさまでした。
新年を迎える度に皆に思い出される偉大な親父さん、
今でもこれからも私の迷った時の羅針盤です。
Posted by hira at 2014年12月29日 11:29
hiraさん

御返事遅くなり失礼しました。
このカメラの復活を楽しみにしてくれている人がいたなんて本当に嬉しいです。
父を超えられるのか、皆目目処が立ちませんが日々前を向いて進んでいきたいと思います。
Posted by Maktab at 2015年01月04日 22:13

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